マカオ特別行政区政府は、マカオおよび中国大陸での新型コロナウィルスの展開を継続して見守る中、区内のカジノを再開するのか、または2月20日以降もゲーミング営業の停止を続けるのかどうか、現在も判断の途中であると話す。
マカオの賀一誠行政長官は先週、新型ウィルスの感染拡大を防ぐために、マカオにある41全てのカジノおよび、スロット店、VIPクラブそしてその他ゲーミング営業を2月5日午前0時から一時営業停止にすることを発表した。
衛生局職員は月曜、営業停止以降、マカオでの感染確認例は10例のまま増えていないと発表した。しかしながら、当局は、政府は2月20日のゲーミング営業再開を検討する中、今後数日間、数字の評価を続けていくと付け加えた。
衛生局の李展潤(Lei Chin Ion)局長は、月曜の記者会見の中で、「流行の集結は予想できないし分からない。マカオでの状況は依然非常に厳しく、ここ6日間に新たな感染例は出ていないとはいえ、今すぐ通常の生活に戻ることはできない」と述べた。
新たな感染者は出ていないものの、近隣の都市では少なくとも5人が新型コロナウィルスに感染し、検査で陽性が出る前にマカオのカジノとホテルを訪れていたことが確認されている。
その中には、それぞれオセアナスとギャラクシー・マカオを訪れた香港の2人、そして香港へ行った後で感染が判明したSJMのシャトルバス運転手などが含まれる。
珠海市の2人と台湾の女性は、症状が現れる前にマカオの複数のホテルとカジノを訪れている。
その一方で、マカオに入境する観光客数は、日曜にはたった3千人にまで激減した。カジノが一時休業に入る一日前の2月4日は約1万2千人だった。それに対して、2019年は一日当たり平均約10万8千人、一年を通じて3940万人がマカオを訪れた。