2019年12月31日までの3カ月間にVIPバカラからのゲーミング粗収益がわずかに回復し、前四半期比で4.0%増となる323.2億マカオ・パタカ(約4,442億円)となったことが、木曜のゲーミング監察協調局(DICJ)の発表から分かった。
この回復によって、VIPバカラは19年第4四半期のマカオの総GGR、723.8億マカオ・パタカの中でのシェアを、前四半期の43.1%から44.7%に伸ばし、307.1億マカオ・パタカとなったマスバカラのGGRは合計収益の42.4%を占める結果となった。マスGGRの19年第3四半期のシェアは43.1%だった。
それでもなお、VIPバカラは2019年の同期間を大きく下回っており、18年第4四半期の420.1億マカオ・パタカからは前年比で23.0%の減少となった。逆にマスバカラのGGRは、前年同四半期の279億マカオ・パタカから10.1%増加した。
Inside Asian Gamingが以前伝えた通り、2019年、マスバカラからの収入が、VIPバカラに追いついた。2018年第4四半期には、マカオの総GGRの中でVIPバカラが占める割合は53.2%だった一方で、マスはたった35.3%だった。
政府の最新の数字によると、マカオの19年第4四半期のGGRは723.8億マカオ・パタカとなり、前年比で8.4%のマイナスを示している。