マカオのホテルでは2019年、合計での客室稼働率が91.0%となり、4つ星および5つ星ホテルでの稼働率低下によって、前年からは0.9ポイントの減少となった。
5つ星ホテルの稼働率は92.3%へと0.9ポイントの減少、そして4つ星ホテルは84.9%へと7.5%ポイント減少した。反対に、3つ星ホテルは94.4%へと7.5ポイントの増加となった。
この変化に関する理由は説明されなかったものの、これらは、全ホテルを通じての稼働率が、前年の96.6%から90.6%へと落ち込んだ12月の大幅減に続くものとなる。12月、全ホテル区分で稼働率が低下し、5つ星ホテルは96.5%から94.1%へ、4つ星は20.3ポイント減の75.3%に落ち込んだ。
アナリストは以前、12月のマカオのゲーミング粗収益が前年比13.7%減となった理由を、マカオの中国返還20周年記念式典参加のための習近平国家主席の訪問を前にしたビザ管理および安全対策の強化と説明していた。
19年度、ホテル稼働率が最終的に低下となった一方で、1室あたりの宿泊料金は5つ星ホテルで1,644.60マカオ・パタカ(約22,304円)へと1.0%上昇するなどし、全体では1,360.90マカオ・パタカへと1.5%の微増となった。