先月下旬、鈴木直道北海道知事は統合型リゾートの誘致断念を正式に表明した。これを受けてモヒガン・ゲーミング&エンターテインメントは、日本での自社の選択を評価中だと話す。
モヒガンは、ハードロック・インターナショナルやラッシュストリートジャパンなどと並んで、北海道でのIR開発に強い決意を示してきた数少ない企業の一社であり、つい2カ月ほど前には苫小牧市の新事務所まで開設していた。
Inside Asian Gamingは、モヒガンにとって日本でどのような未来があるのか、そして同社が別の地方の候補地に切り替えるのかまたは完全に撤退するのかについて質問した。モヒガンのマリオ・コントメルコスCEOは以下のように答えた。「北海道に関しては、当社の選択を評価しているところだ。結果は、我々が望んでいたものではないが、鈴木知事の立場は理解できるし、北海道でのIR開発に関する彼の判断を尊重する。我々は特に、北海道の人々、パートナー、そして友人たちの温かいおもてなしに本当に感謝している。当社は、韓国でのインスパイアプロジェクトを通じてアジア北部での世界的統合型リゾート構想を継続して先へと進め、そしてそのより広い範囲の地域に今後も力を注いでいく」
モヒガンは先週、韓国のハンファとの間で新たに戦略的提携契約を交わしたことを発表しており、これによってハンファが仁川近郊のインスパイア・コリア計画の開発パートナーとなる。
モヒガンが16億米ドル(約1,737億円)の開発を推し進めるのに必要な資金の最後の部分が確保できることを願うこの契約には、韓国の建設大手であるハンファからの1億米ドルの投資が含まれている。モヒガンの韓国の新パートナーは、施設全体の非ゲーミング事業も管理することになる。