香港に上場する建設大手のファーイースト・コンソーシアム・インターナショナルが、新しい収入源を作り出し、拡大強化を図るためにオーストラリア、シンガポール、マレーシアそしてイギリスにあるホスピタリティプロジェクトの一部のスピンオフと別上場の可能性を検討している。
どのプロジェクトが含まれることになるのかについて具体的な内容は明かされていないものの、スピンオフには現在同社がマレーシアで運営するホテル6つ、ロンドンの2つそして最近シンガポールで取得したオークウッド プレミア OUE シンガポールが含まれる可能性が高い。
また、オーストラリアにあるファーイースト・コンソーシアムの統合型リゾート開発も含まれることになりそうだ。この会社は、ザ・スター・エンターテインメント・グループと周大福と並んで、36億豪ドル(約2,666億円)のクイーンズワーフ・ブリズベンを開発しているデスティネーション・ブリズベン・コンソーシアムに25%を出資する合弁パートナーだ。同社はまたスター・エンターテインメント・グループの5%の株式も保有している。
もし最後まで進められれば、ファーイースト・コンソーシアムは、選ばれたホスピタリティ資産のスピンオフと上場は、不動産投資と事業信託で構成されるステープルドトラストグループの形でまだどこかは明かされていない海外証券取引所で行われる事になると述べた。
同社は、「当社取締役会は、スピンオフと別上場の可能性が、もし進めば、とりわけ、(i)当グループのためにホスピタリティ資産を専門にする資産運用プラットフォームを作り出し、当グループに新たな収入源を生み出し、(ii)当グループのホスピタリティ資産の価値を解き放ち、具体化し、当グループが資本をリサイクルできるようになる、そして(iii)スピンオフされた事業体を使ってより積極的な外部ホテルの買収を促進する」と述べた。
スピンオフの最終決定はまだ下されていない。