マカオ大学は土曜、2019年の名誉学位および大学院学位の卒業式を行い、151の博士学位、611の修士学位、そして57の大学院修了書または準修士学位を授与した。
この中に、国際統合型リゾート管理学(IIMRM)の修士の学位を修了した23人が含まれている。このコースは、IR運営におけるゲーミングと非ゲーミングの側面両方の詳細な教育を生徒に提供することを狙いとした初のコースとなる。マカオ大学経営学部が開設するIIRM修士課程は、経営学修士とよく似ていると言われてきたが、国際的な統合型リゾート経営に特に焦点を当てている。
2012年に初めて開設されたこの修士課程は、理論と実務的なインサイトを組み合わせることのできる経験豊富な教職員とホテル業務やホスピタリティ管理で素晴らしい経歴を持つ著名な学者たちが指導している。
Inside Asian GamingのCEO、アンドリュー・W・スコットを含む今年の卒業生たちが加わることで、これまでにこの過程を修了した学生の数は合計70人となる。
マカオ大学によると、卒業には必須のコース課題を完了すること、 口答試問に合格すること、そして累積GPAが4中2.7以上あることが条件となっている。
毎回卒業生の平均55%から69%がその業界内で就職している。
大学の広報担当者は、IAGに対して「学生たちは、世界中、特に統合型リゾート開発がゲーミング業界のブームになっている地域内で統合型リゾートに関する知識を活かすことができる」と述べた。
このIIRM修士課程は、世界をリードするIRとゲーミングの中心地で行われていることで、特に注目を集めている。そのマカオは2018年、3,028.5億マカオ・パタカ(約4.1兆円)のゲーミング粗収益を報告している。
IIRM修士課程プログラムはまた、マカオ大学経営学部の機関認定の一部としてAACSB(The Association to Advance Collegiate Schools of Business)の認定も受けている。AACSBは、世界で最も権威のある最大かつ最古の経営学教育認定組織で、その認定を受けているのは、世界中の経営学部の5%以下となっている。