MGMチャイナでは、MGMコタイの成長とマスマーケットの高い伸びに後押しされて、19年第3四半期の純収益が57.8億香港ドル(約802億円)へと22%増加した。
MGMコタイからの収益は、半島側のMGMマカオの28.5億香港ドルとほぼ同じ水準となり、前年比では111.4%の増加となった。調整後のEBITDAは18年第3四半期の1億2,990万香港ドルから6億9,290万香港ドルへと急増した。グループ全体の調整後EBITDAは15.5億香港ドルへと38.7%増加した。
MGMコタイでは、前年同四半期末頃のVIPゲーミングスペースのオープンによって19年第3四半期のVIPロールと勝ち金が大幅に増加し、ローリングチップは81億香港ドルから283.5億香港ドルへ、勝ち金は6,520万香港ドルから11.9億香港ドルへと増加した。
MGMコタイのメインフロアのテーブル・ドロップは73.7億香港ドルへと32.4%増加、勝ち金は19.4億香港ドル、そしてスロットマシン掛け金もまた高い伸びを見せ84.7億香港ドルにのぼった。
一方で、MGMマカオでは同四半期、VIPの大幅減によって純収益が29.3億香港ドルへと14.0%減少した。MGMマカオのローリングチップ取扱高は393.3億香港ドルへと40.2%減少し、勝ち金は13億香港ドル、一方でマスマーケットのテーブル・ドロップは92億香港ドルへとほんのわずかに増加した。MGMマカオでの好調なウィン率がマスマーケットの勝ち金を押し上げ、22.5%増の19.8億香港ドルとなった。
業績発表の中でMGMチャイナは、主にMGMコタイで2019年1月1日にマーケット初登場のテーブルが25台追加されたこととウィン率で559ベーシスポイントの増加があったことによってグループ全体のメインフロアのテーブルゲーム勝ち金が同四半期に47%増加したと述べた。