マカオを拠点とする電子ゲーミング機サービスプロバイダーのサクセス・ドラゴンが、金曜の關振緯(Kwan Chun Wai Roy)氏の辞任を受けて、新しい会長兼CEOを発表した。
關氏は先週辞任を申し入れた2人の取締役の1人で、他に非執行役員の池東垠(Chi Dong Eun)氏も辞任している。両氏が辞任理由として、他の事業に費やす時間を増やしたいという希望を挙げた。
關氏の辞任によって、29歳の丁磊(Ding Lei)氏が即時発効で新会長兼CEOに就任している。丁氏は、同社の主要株主である柳士威(Liu Shiwei)氏の甥にあたる。
金曜の発表の中でサクセス・ドラゴンは、同氏はテキサス大学で金融学修士、洛陽理工学院で英語英文学士を取得しており、年間50万香港ドル(約686万円)の役員報酬を受け取る予定であると述べた。同氏は以前、 四川信託有限公司の債券部で投資マネジャーを務め、現在は川縣欒靈金礦有限公司の取締役兼CEOを務めている。
サクセス・ドラゴンは最近、2019年3月期に収益が8,780万香港ドルへと21.9%減少したことを明かしていた。しかしながら、営業及び一般管理費の減少と、資産の減損からの会計上の損失減少によって、同社の損失は1億3,160万香港ドルから3,890万香港ドルへと大幅に縮小した。