ネパールのカジノ事業者、シルバー・ヘリテージ・グループが、継続企業基準での財務諸表の準備をもはや行うことはないと明かしており、残りの資産の売却がかつてないほどに近づいているようだ。
火曜早朝に出されたASX発表の中で、シルバー・ヘリテージは、オーストラリア会計基準では、事業体の営業規模を実質的に縮小する意図または必要性が無い場合にのみ、継続企業基準での財務諸表の準備を求めていると述べた。
同社は現在ネパール資産の売却の可能性をめぐる協議を進めており、その条件はもはや適用されず、今後財務諸表は会計の実現主義基準で準備され、「ネパール事業の適正な処分を反映することになる」。
シルバー・ヘリテージは、7月後半にタイガー パレス リゾート バイラワとカトマンズにあるザ ミリオネアズ クラブ カジノで構成されるネパール資産を3,390万米ドル(約36億円)で取得するという条件付きかつ法的拘束力のあるオファーを受けたことを明かしていた。
このオファーは、潜在的買い主であるインドラ・バハドル・タパ氏が9月10日までに第三者預託口座に300万米ドルを預け入れるのを待っている状態だ。
シルバー・ヘリテージはその支払いに関する最新情報は提供しなかったものの、もし承認されれば、売却は「企業の営業の実質的な縮小を意味するだろう」とは述べた。
しかしながら同社は、売却の必要性を回避するために追加の資金調達への代替オプションも継続して模索していると付け加えた。