マカオの8月のゲーミング粗収益は、前年比で8.6%減少して242.6億パタカ(約3,189億円)となり、実質的に今年2番目に低い金額となった。
ゲーミング粗収益の推定値に若干の差をつけたこの減少は、最近の中国のメディア報道、進行中の米中貿易戦争および香港による輸送混乱の結果としてVIPをめぐる否定的態度など、業界に多くの逆風が吹いた結果もたらされた。
JPモルガンのDS・キム氏とジェレミー・アン氏によると、VIPのゲーミング粗収益はその月に26%から28%減少し、マスは約7%増加した可能性があるものの、「月中旬の確認とマカオへの旅行でマスの減少の兆候は見られなかったため、マスセグメントは大きな期待外れとなった」。
両アナリストはまた、マカオのジャンケット上位3社のローリングチップ量が最大で30%減少したことも示唆した。
8月の結果は、2019年の最初の8か月間でのマカオのゲーミング粗収益が1.9%減少して1982億2000万マカオパタカになったことを意味している。
初期の推定では、9月の収益は前年比でわずかに1から2%改善するとしている。