シーザーズ・エンターテインメントは、日本での統合型リゾートライセンス獲得を目指さず、エルドラド・リゾーツとの178億米ドル(約1兆8,844億円)の合併の実行に集中することを発表した。
大阪、横浜そして北海道への関心を示してきたシーザーズは昨夜声明を発表し、トニー・ロディオCEOは、「我々のこのタイミングでの決定は、日本政府とビジネスパートナーが今年中に手続きを前に進めるために行うであろう重大な決定に配慮してのことだ。 シーザーズの全社員が、社会的、そして経済的な願いをサポートする統合型リゾートビジネスモデルを生み出すために日本が進めてきた思いやりのある心の広いアプローチを称賛している」と述べた。
シーザーズのジム・ハント会長は、「シーザーズが長年にわたって日本で営業ライセンス獲得を目指してきた中で、日本政府、ビジネスリーダーおよびコミュニティリーダーたちは尊敬と真心をもって、そしてこの旅で我々が出会った全ての人たちは優しさを持って我々を扱ってくれた。日本がシーザーズを受け入れてくれたことに感謝している」と付け加えた。
日本からの撤退の決定は、エルドラドのトム・リーグCEOが、間近に迫るシーザーズの買収を協議する投資家とのカンファレンスコールでその可能性を示唆してから2か月後のこととなる。
同時にリーグCEOは「並外れて大きなものでなければ、世界での機会の方向に進むことはできない」と述べていた。
シーザーズが韓国仁川での7億米ドルのIR開発を続けるかどうかは、現時点ではまだ分かっていない。