フィリピンのゲーミング規制当局PAGCORが、フィリピン・オフショア・ゲーミング事業者(POGO)スキームをめぐる様々な懸念に対処する中で、POGOライセンスへの申請受付を一時的に停止した。
在フィリピン中国大使館は今月に入って、POGOに雇用されている中国人労働者を自己充足型のハブへと移動させるという提案に対する懸念を表明し、中国国民をオンラインまたはフィリピンにあるランドベースカジノに違法に勧誘することに対して警告を行っていた。PAGCORトップのアンドレア・ドミンゴ氏が金曜に発表した今回の決定はそれを受けてのものとなる。
ドミンゴ氏はまた、POGO市場はすでに飽和状態である可能性があるという指摘の中で、フィリピンで働くことを目的とした外国人の入国に関してより厳しい方策が必要だとも述べた。PAGCORトップの説明によると、現在フィリピンにはライセンスを持つPOGOが58社あり、約138,000人の中国人を雇用している。そしてさらに3つのライセンス申請が承認を待っている状態だという。
POGOの新規申請の禁止は2019年末まで続くと予想されている。
ドミンゴ氏は、「年末までに評価を終わらせる予定をしている。問題は求めていない。実行可能かつ優れたプログラムを用意できるはずだ」と述べた。