ゲンティン香港とアライアンス・グローバル・グループの合弁会社でリゾートワールド・マニラを運営するトラベラーズ・インターナショナル・ホテル・グループが、フィリピン証券取引所(PSE)から上場を廃止し、会社を非公開化する計画を発表した。
計画の下で、トラベラーズは現在同社の親会社または子会社が保有していない最大1,582,867,900株の公開買い付けを実施し、非公開化はそのうちの少なくとも17,331,462株の取得を待って進める予定をしている。
完了すれば、トラベラーズの上場および発行済み株式合計数の最低90%が非公開株主によって保有されることになる。
上場廃止の理由を説明する中で、トラベラーズは、これをすることで「競争のための事業戦略に支障をきたすことなく、進化する市場の需要、そして急速に変化する顧客ニーズにタイムリーに対処することができるようになる」と述べた。
シティー オブ ドリームス マニラを運営するメルコリゾーツ&エンターテインメント(フィリピン)もまた、浮動株比率の最低基準がPSEの要件を下回ったことで同証券取引所から上場廃止となっており、トラベラーズの非公開化はその日から約2か月後のこととなる。メルコは以前、MCO(フィリピン)インベストメンツの保有比率を引き上げる狙いで行なった公開買い付けからのクロス取引を完了させている。