ギャラクシー・エンターテインメント・グループによるギャラクシー・マカオの第3フェーズ開発の完成が、予定されていた2020年中頃から2020年末へと延期され、1,500室の新ホテルのオープンは2021年へと先送りされたことを同社が火曜に明らかにした。
19年第2四半期の業績報告のために香港で行われたメディアイベントの中で、ギャラクシーは開発の進捗状況を明かし、約3万7千㎡のMICE施設、そして16,000人を収容できるアリーナのオープンを2020年末または2021年初めに設定した。
ギャラクシーのロバート・ドレークCFOは、「政府が許可する限界まで建設を行っている」と述べ、建設ペースが正式な手続きと許可によって制限されていることを示唆した。
ギャラクシー・マカオの第3フェーズでは飲食や小売店も追加される予定で、フランシス・ルイ副会長は、今後も多様化という政府の方針に合わせていくと述べた。
同氏は「政府が求めているのは中間層向けの市場だ」と述べた。
ルイ氏は、フェーズ4は2022年のオープンに向けて順調に進んでおり、杭打ち工事は完了、建設に向けた最終準備を仕上げていると付け加えた。
マカオのゲーミング規制当局、ゲーミング監察協調局がVIP事業者による現地での一切の越境活動を禁止した最近の命令について聞かれたルイ氏は、ギャラクシーは「政府の方針を理解」し、変更を歓迎していると述べた。
2019年第2四半期にグループ全体のVIPが約38%の減収となったことを考慮に入れたギャラクシー独自のVIP方針に関して、ルイ氏は「我々はVIPへのリベートで競うことはしない。なぜならそれは悪循環になるからだ。我々はサービスで競っていく」と述べた。