ゲンティン・マレーシアは現在、ニューヨークにあるリゾーツ ワールド キャットスキルズを運営するエンパイア・リゾーツの株式を1億2,860万ドル(約136億8,290万円)で取得することを提案しており、そのニュースが伝えられた後の水曜、ゲンティン・マレーシアの株価が11%以上も下落した。
Inside Asian Gamingが以前伝えた通り、ゲンティン・マレーシアの完全子会社であるゲンティン(USA)は、ゲンティンのリム・コック・タイ会長の家族信託であり、エンパイア・リゾーツの86%の株式を保有するKien Huat Reality III Ltdからエンパイア・リゾーツの株式1,320万株を取得することになっている。ゲンティン(USA)とKien Huatはその後、合併によって合同でエンパイアの残り全ての株式取得を目指しており、ゲンティンが49%、Kien Huatが51%を保有する予定をしている。
マーケットは水曜、このニュースにすぐに反応し、ゲンティン・マレーシアの株価は3.18リンギットへと11.91%下落し、この日最大の下げ幅となった。そしてゲンティン・バーハッドの株価もまた7%以上下落し、6.18リンギットとなった。
しかしながら、RHBリサーチのアナリストはそれほど批判的ではなく、この投資はゼロからリゾーツ ワールド キャットスキルズに似たプロジェクトを開発するよりも効率的な拡大方法であると証明するかもしれないと述べている。
同社は、「株式取得は価値増加性のものではなく、当社の業績予想にマイナスに作用する可能性がある一方で、2億ドル以上という潜在的なGGRと10億ドルのリゾーツ ワールド キャットスキルズ建設費用と比べると取得価格はフェアであるように思われる」と述べた。
2018年初めにリゾーツ ワールド キャットスキルズをオープンしたエンパイア・リゾーツは、以前にゲンティン・グループからリゾーツワールドの名前の使用権を得ていた。