ベルコープ(メルコリゾーツのフィリピン現地パートナー)の子会社、パシフィック・オンライン・システムズは、国家慈善宝くじ事務局 (PCSO)との設備リース契約期間を2019年8月1日から12か月間延長したと話す。
パシフィック・オンラインは今回の延長を、PCSOの新宝くじシステムの入札プロセスを完了する間、PCSOの宝くじ業務が制約されないことを確実にするための応急的な処置だと説明する。
フィリピンでは、PCSO幹部の間で汚職がはびこっているという理由から、先週ドゥテルテ大統領が突然PCSOの全ゲーミング営業の閉鎖を命じ、その数は全国で21,000店以上にのぼっていた。入札プロセスはそのような状況で大混乱に陥っていた。大統領はその後、その中の約5,200店を占める宝くじ営業の禁止を解除した。
ドゥテルテ大統領が最初に禁止令を出すほんの数日前、ベルコープは、スモール・タウン・ロッタリー(小規模宝くじ店)の競争によって2019年6月30日までの6か月間のパシフィック・オンラインの収益が5.59億比ペソ(約11.6億円)へと49%減少したことを明かしていた。