リゾート・ワールド・マニラ(RWM)を運営するジョイントベンチャーの一方であるアライアンス・グローバル・グループ(AGI)が、同社の様々な事業体に将来への耐久力をつけさせることを狙いとした5年間の「イノベーション&デジタルトランスフォーメーションプログラム」を発表した。
ゲーミングおよびホスピタリティ事業から不動産、酒類そしてインフラまでの全てをカバーするこのプログラムは、同社の多種多様な企業が事業に影響を与える技術的な変化に適応するというニーズに対処することに焦点を当てている。
木曜の発表の中で、AGIはRWMアプリの機能充実に向けた作業はすでに始まっており、「レストランやホテル予約をワンタッチで行えるなど、同施設を訪れるゲストやVIP全員には最大限の利便性を提供できるよう取り組んでいる。またデータ分析を用いることで、ゲーミングやホテル施設の監視・運営の強化にも取り組んでいる」と明かした。
AGIのアンドリュー・タンCEOは、「このプログラムによって、我々は全事業での既存技術を吟味し、どこに強化の余地があるのか、どこで革新的なソリューションを達成できるかを評価することができる。このプログラムはまた、現在の事業運営を支え改善していくために我々が投資できる別の新しい技術的イノベーション、プラットフォーム、企業を見つけ出し、同時にそれらを独自で利益を生み出すビジネスにする機会を与えてくれる。関係するプロバイダーや技術メーカーと提携できることもプログラムの重要な一部となっている。当社のビジョンは、それぞれの会社を今後10年間のビジネスの未来へと備えさせることだ」と述べた。