VIPセグメントでのウィン率と売り上げの低下によって、フィリピンの統合型リゾート、オカダ・マニラの5月のゲーミング粗収益が前年比5%減の26.4億比ペソ(約55億円)となった。
オカダ・マニラを運営するタイガーリゾートレジャーアンドエンターテインメントインクからの月次報告によると、同期間のVIP売り上げは449.1億比ペソ(約936億円)と、11.5%の減少となったが、ウィン率が2018年5月の3.28%から2.31%に低下したことによって、VIP収益は37.7%減の10.4億比ペソ(約21.6億円)という大幅な減少につながった。オカダ マニラでは2019年の最初の5か月間を通じたVIPのGGRは53.9%の急増となっており、5月の結果は最近の傾向に大きく逆らうものとなった。
5月はVIPセグメントで低迷が見られた一方で、マス収益は継続して増加し、マスのテーブル収益は36.0%増の7.8億比ペソ(約16.2億円)、スロットマシン収益は38.5%増の8.28億比ペソに増加した。
非ゲーミング収益は微増の1.79億比ペソで、その後押しによって調整後セグメントEBITDAは126%増の3.69億比ペソ(約7.69億円)にのぼった。