フィリピンのカジノ開発会社PHリゾートグループホールディングスは、同社の社長から、必要とされる8億5000万米ドル(約928億9,290万円)の最大70%を借りることができると示唆した後、セブとクラークフリーポートゾーンの2つのカジノリゾートに資金を供給する方法については未定であると述べた。
レイマンド・マーティン・エスカロナ氏は先週地元の記者団に対し、億万長者の実業家デニス・ウイ氏が所有するゲーム会社PHリゾートグループが潜在的に70%の借金を見ており、残りはフィリピンの証券取引所(PSE)の最低要件20%に届かせるためには公開株式で資金調達を行うと発表。
「当社はまだ、追加提供を続ける。いつかはわからないが、続けていくつもりだ」と、同社が最近、当初の185億ペソの追加提供を延期したことを明らかにしたのち、エスカロナ氏はコメントした。「市場の状況に応じて、2020年末までの選択肢がある」
PSEからの明確化の問い合わせに応えて、PHリゾートグループは金曜日に、「資金計画に関していくつかの選択肢をまだ検討中であり、現時点で理事会は決定的な行動を決定していない」と述べた。
「さらに、公開株式を20%に引き上げるための今後3ヵ月間の株式売出しについて、最終的な合意または決定がないこと、また2020年までにそうするようにPSEから要求されることもないことを明確にしたい 」
PHリゾートグループは2017年12月に、セブ州マクタンにある3億4,100万米ドルのエメラルドリゾート&カジノで事業を開始。一方、提案されたクラークリゾートは、クラークフリーポートゾーンの13.5ヘクタールの敷地に建設される予定である。