フィリピンの発電所大手、プライム・アセット・ベンチャーズ(PAVI)が、若い世代のカジノ客にアピールする「非伝統的な選択肢」を提供する新しい統合型リゾートをメトロマニラに開発する計画を立てている。
比インクワイアラー紙の報道によると、この計画は2019年4月4日付の書簡の中で、マニラにあるエンターテインメントシティのゲーミング中心地のすぐ南にあるラスピニャス市の市長に提案された。複合施設は、10から15ヘクタールに広がる土地に開発され、ゴールド・コースト・エンターテインメントシティの名称になる予定。
書簡では、「計画にはカジノ複合施設、ホテル、飲食および小売店舗、そしてエンターテインメントセンターが含まれている。ゴールド・コースト・エンターテインメントは戦略的にニノイ・アキノ国際空港の近くに位置しているため、ゲーミング観光客がアクセスしやすい立地となっている。この統合型リゾート及びカジノはリゾート風の雰囲気を提供するよう設計される予定。宿泊施設とアトラクションには、非伝統的な選択肢が含まれ、若い客層のゲーマーやエンターテインメントを求める客をターゲットにする」とされていた。
PAVIは、フィリピン一の富豪、マニュエル・ビリヤールJr氏の息子のマニュエル・パウロ・ビリヤール氏が率いており、一族はロドリゴ・ドゥテルテ大統領が有名な新規カジノライセンス発行一時停止を昨年初頭に発令する前にゲーミングライセンスを取得していたと言われている。
PAVIは、「PAVI、バーテックス(Vertex)そして委託企業は、特に提案中のゴールド・コースト・エンターテインメントシティの基本計画を立て、開発し、完成を保証し、運営するための資源、経験そして能力を持っている」と付け加えた。
インクワイアラー紙は、同社にとってIR開発の野望を実現する最初の一歩は、異議なし認可への要請に関する市議会での公聴会だと述べた。