米国のカジノ事業者モヒガン・ゲーミング&エンターテインメントは、必要な許可をすべて確保し、韓国総合型リゾート、インスパイアの建設着手に必要な資金16億米ドル(約1,758億円)のうち、残りの分をもう間も無く確保できると語った。
モヒガン社のシニアバイスプレジデント兼最高財務責任者のドリュー・ケリー氏は、金曜日に行われた2019年第1四半期決算発表中に開発の最新情報を提供し、プロジェクトは「すぐに着工できる段階」であると説明。現在、準備は最終段階に入っている。
ケリー氏は、「当社は、特に建設と開発面で数々の目標を達成し、非常に満足している」と述べた。
「基本的に、当社はすべての許可証やゾーニングなどを適切に準備しており、いつでも着工できる」
「また、特に私の見解であるが、完成保証をもう間も無く完了できる。これは、韓国政府が提出する文書であり、彼らは時間と予算通りに着工すると言えば、本当にその通りにやってのけるのだ。つまり、目標はすべて達成されたか、または近い将来に達成される予定であると言える」
モヒガン社は今年2月、2018年10月に3億米ドルの現金投資全額を拠出したことを明らかにした。必要となる16億米ドルの残りには、「優良な」韓国機関の企業連合からの9億米ドル、仁川国際空港公社による2億米ドル相当のインフラおよび改善、そして2億米ドル相当の融資の現地調達分が含まれる。
ケリー氏によると、モヒガン社は現在、これらの融資を最終決定し、ソウルから約25km離れた仁川にあるインスパイアの建設を、正式に開始する状況にある。
「当社はインバウンドからの興味、つまりは一部の韓国の貸し主から今まで助成され、これを現在、評価しているところである」と同氏は語った。
「それが正しい長期的アプローチであると感じており、韓国国内での資金調達にはコスト面やその他の利点がある。その観点をもうすぐ最終決定する予定であり、当施設の準備は2022年前半のオープンに向かって順調に進んでいる」
仁川空港近郊の170万㎡に広がる土地に位置するインスパイアのフェーズ1には、150のゲーミングテーブル、700の電子ゲーミング機(EGM)、15,000席のアリーナ、プールや乗り物がある空調完備の屋内ドーム、レストラン、小売店、19,000㎡の会議スペースそして1,250室のホテル客室が揃う予定となっている。