どうなる長崎IR？　佐世保市長選は21日投開票

　21日に投開票される統一地方選の後半戦が14日に公示されている。IR事業者が選挙結果を気にしているのは有力候補地「長崎ハウステンボス」を抱える佐世保市長選だろう。

　当初はIR誘致活動を積極的に進める現職の朝長則男氏（70）の無投票での4選が濃厚とみられていた。しかし、直前の12日になって新人で元ペンション経営の田中隆治氏（75）が立候補を表明。8年ぶりの選挙戦となったからだ。

　長崎新聞などによれば朝長氏は人口減を食い止め、雇用を拡大するには「IRは欠かせない」と主張。一方、田中氏は「今の政治は人口減少や少子高齢化の問題に正面から取り組んでいない。経済を活性化し、国際観光都市を目指す」と話し、市などが進めるIR誘致は「今、優先することではない」と強調している。

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