北マリアナ諸島自治連邦区(CNMI)は、オンラインゲーミング営業へのライセンス発行を許可する法案を可決する予定をしている。
現地メディアの報道によると、同法案は下院ゲーミング委員会が3対1の票数で承認したことで水曜に最初のハードルを越え、今後は下院での本格的な議論に送られることを意味している。
通過すれば、下院法案21-31がCNMIをその地方のオンラインゲーミング事業者の新拠点として定め、連邦カジノ委員会(Commonwealth Casino Commission:CCC)が規制を行うことになる。
しかしながら、CCCのフアン・サブラン議長とチャーリー・アタリグ理事代理は国会に対して法を成立させる前にさらに踏み込んだ議論を行うことを要請した。
両氏は共同書簡の中で、「委員会の主な懸念としてマネーロンダリングとギャンブル依存症の問題がある。
適切な規制によってこれらの問題は対処・軽減することができる。しかしそれは調査とベストプラクティス(最善慣行)が発展した後にしか可能とはならない。これらのベストプラクティスはまだ実施されない可能性がある。」と述べた。
サブラン氏とアタリグ氏は、物理的にCNMIに拠点を置くこと、そしてCNMIまたは米国のどちらかに本社がある銀行を使用することといった、オンラインゲーミング事業者がCNMIの事業ライセンスを保有するための要件を提言した。
両氏は「そうすることで、マネーロンダリグの懸念を最小にしながら、一方で税の監査と徴収を最大にすることにもつながる。」と述べた。