マレーシアのゲンティン・バーハッドは、ウィン・リゾーツによって出された隣接するラスベガス・ストリップの施設、リゾート・ワールド・ラスベガスの一時的な工事差止請求に関してネバダの裁判官から1月29日まで11日間の猶予が与えられた。
ラスベガス・レビュー・ジャーナルの報道によると、ゲンティンの40億米ドル(約4385億円)のIRがウィン&アンコール・ラスベガスに類似していることを主張してウィン・リゾーツが12月に提出した訴状の後で、米国地方裁判所判事のグロリア・ナヴァーロ氏は双方に対して今月末までに論拠を示すよう命令した。
ゲンティン・バーハッドはウィンについて、その主張を裏付けるいかなる証拠や「筋の通ったまたは信頼できる説明」を提供できていないと説明した。
2020年末にリゾート・ワールド・ラスベガスの開業を予定しているゲンティンの現地子会社は、ラスベガス・ストリップの最北端にある真向いの施設の工事差し止めを求めるウィンの申請に対して既に異議申し立てを提出している。
異議申し立ては、リゾート・ワールド・ラスベガスがその最も近接した施設と類似しているように見えるというのを強く否定しており、ウィンによる申請が、「オープンまでほぼ2年が残されたまだ建設初期段階にある被告の未完成のリゾートとカジノの外観に関して推測の域を出ない外挿を基に予測されている」と述べている。
ゲンティンによると、建設中断には1.69億米ドルのコストがかかると予測しており、結果として500人もの建設作業員を解雇することになるという。