ランディング・インターナショナル・デベロップメントのヤン・ジフイ会長は、同社が「ジフイ氏が取締役会の会長職に復帰した」と発表した後、表舞台へと戻ってきた。
ランディングは3カ月もの間ヤン会長と連絡が取れずにいた。その間、報道では会長が8月下旬にカンボジアで当局に拘束され、元トップが汚職事件の捜査で取り調べを受けている中国国営の華融国際金融控股有限公司とのビジネス上のつながりによって中国に送還されたと伝えられていた。
しかし、同社は12月初旬に声明を発表し、中国当局に釈放されたとされる後に、通常の職務に復帰したことを確認した。
「ヤン氏は、不在の間、中華人民共和国の関連部署の捜査に協力していたと説明している」とランディングは述べている。
ヤン会長は全額出資する中国企業を通じてランディングの株式の50.48%を保有している。
8月の失踪は、会長がマニラで計画されていた15億米ドルの統合型リゾートの起工式に出席した数週間後に起こった。フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領がランディングの現地パートナーの取締役を解任し、大統領の任期中は新しいカジノ建設は行われないと主張したために、このプロジェクトが進行する可能性は低いようだ。
ヤン会長の失踪が明らかにされる1日前、2時間足らずで同社の株価は5.60香港ドルから3.71香港ドルまで35%急落し、強制的に取引停止となった。