マカオ政府観光局(MGTO)は22日(金)、先週マカオが近隣の珠海市との国境規制を緩和したことで、1カ月余りの間に最多の日別訪問者数を記録したことを発表した。
治安警察局が発表した数字によると、10月22日には2万5,252人の訪問者があった。これは、珠海市が9月25日にマカオから入境するすべての人に対し14日間の隔離を義務付けて以来、最多となる。この隔離措置は10月19日(火)に免除となった。これは、マカオ政府が小規模な新型コロナの発生をうまく制圧したことを受けたもの。
MGTOは、先週から訪問者数が「着実な回復」を示しているとし、次のように述べた。
「珠海市-マカオ間の入港地でのパンデミック対策と感染予防措置が10月19日正午から緩和された途端、訪問者数が1日で1万4,000人近くにまで急速に回復した。
日別訪問者数は10月20日に2万人を超え、その後もそれ以上が続いた。マカオ市は[22日金曜に] 2万5,252人の訪問者数を記録した…これは同市が緊急感染予防対策を実施して以降、新たな最多人数となる」。
マカオにとってより前向きなニュースとして、北京はマカオからの訪問者に実施してきた強制隔離措置を24日(日)に解除した。とはいえ、それらの人々は皆、出発から48時間以内にウイルス検査で陰性結果証明を得る必要がある。
現在、中国本土でマカオからの訪問者に隔離を義務付ける都市はない。
しかし、中国本土では、内モンゴル自治区で発生したと考えられている新規感染症例に関する新たな懸念が生まれており、その感染はすでに11の州に広がっている。過去1週間では、100件以上の感染症例が検出された。
中国の国営通信社新華社は22日(日)、本土当局が文化観光産業を取り巻く新型コロナの予防と管理措置の強化、特に観光列車の運行停止やツアーグループ規模を厳しく制限することなどを求めていると報じた。
マカオはまた、中国本土から飛行機で入境する人の新型コロナ検査の有効期間を7日から48時間に短縮している。