最近継続して市場が縮小する中で、イセンスを持つマカオのゲーミングプロモーター、またはジャンケットの数が過去12カ月間で10社減少した。
ゲーミング監察協調局(DICJ)が水曜に発表した情報によると、認定ジャンケット数は現在85社で、1年前は95社、ピークとなった2013年には235社が営業していた。認定ジャンケット数はその後の8年のうちの7年、毎年下がり続け、今年の数字は77社がライセンスを付与されていた2006年以降で最も低い数字となっている。
近年VIPセクターが直面している困難、そして業界の統合につながっている規制強化を考えると今回の減少は驚くべきものではない。
香港を拠点にするゲーミングコンサルタント会社、2NT8のマネージング・ディレクター、アリダード・タッシュ氏は昨年、IAGに対して、「マカオVIP業界の栄光の日々はもうとっくに終わっている。5年から10年後にはマカオははるかにVIPに頼らなくなっているだろう」と語っていた。
VIP部門は2011年、マカオのGGRの72.9%を占めていたが、2019年にははるかに低い38.7%となった。また、部門GGRは、過去最高を記録した2013年の293億3,000万米ドルから2019年には140億米ドルに減少した。
DICJが今月に入って発表した数字を基にすると、新型コロナの影響を受けた1年ではあったものの、2020年第4四半期、VIPはマカオ全体のGGRのたった34.6%しか貢献しなかった。
マカオトップのVIPゲーミングプロモーターであるサンシティは最近投資家に対して、ローリングチップ取扱高は現段階で新型コロナ前のたった20%にしか戻っておらず、マカオ全域で多くのVIPルームが一時的に閉鎖されていると話した。