マカオゲーミング事業者たちが12月に78億2,000万パタカ(約1,006億円)のゲーミング粗収益を計上した。前年同月比では65.8%減となったものの、1月以降としては最高値でもあった。ゲーミング監査・調整局が金曜発表した。
12月の結果は、GGRが67億5,000万パタカ(約869億円)となった11月と比べると15.9%の改善を示している。しかしながら、2019年10月からは15か月連続での前年同月比の減少となる。
12月の収益の増加は、休暇期間中のマカオへの最近の旅客数増加を反映しており、マカオ政府観光局は今週、12月23日から27日の間の1日当たりの平均旅客数が2万4,503人だったことを発表した。1日平均は同月の最初の22日よりも20.2%高く、11月比では15.5%、10月比では30.5%高かった。
新型コロナの感染拡大が落ち着いたために、中国本土の個人訪問スキームが8月から段階的に再開されたことで、マカオのGGR値は10月から上昇傾向を示し始め、同月には前月比229%増となる72億7,000万パタカ(約936億円)にのぼった。月間GGRは6月に前年比97.0%の7億1,600万パタカにまで落ち込み、最低水準となった。
12月の数字が計上されたことで、マカオの2020年の合計ゲーミング粗収益は前年比79.3%減の604億4,000万パタカとなった。