マカオのゲーミング監察協調局の発表によると、ゲーミング事業者の11月のゲーミング粗収益が67.5億万パタカ(約960億円)にのぼった。これは、前月比54.6%増の回復となる。
この11月の数値は、前年同月よりわずかに増加しており、また今年7月以降最高の月次結果である。即ち、マカオ―珠海市間の入境制限が10月19日に緩和されて以降のマカオへの訪問者数の回復が顕著となった。
マカオから珠海市への入境者全員に対して14日間の検疫隔離の義務付けを含むこれらの入境制限は、新型コロナによる小規模な集団感染の発生を受け、9月26日にはじめて実施された。しかし、当局が10月にマカオの全市民を対象とした3回目の大規模集団検査を完了して以降、マカオでの新規感染症例は発生していない。
2021年年始からの11カ月間で、マカオGGRは前年比49.9%増の789億パタカ(約1兆1,220億円)を到達した。