マカオ最高執行責任者
ギャラクシー・エンターテインメント・グループ
パワースコア: 998
昨年の順位: 16
評価理由
- 2007年のザ ベネチアン マカオ開業を助けた
- マス市場に特化した数十年にわたる上級管理職の経験
- ギャラクシーのフランシス・ルイ副会長からの信頼が厚く、長年代理を務めている
ケビン・ケリーがギャラクシーのマカオ最高執行責任者に就任してから6年。フランシス・ルイ氏の右腕として現場を取り仕切る確固たる立ち位置を確立してきた。
ケリー氏は、ギャラクシーに入る前、ゴールデンナゲット、ステーション・カジノ、ハードロック、そしてラスベガス・サンズで要職を務めてきたが、その40年以上の経験において過去2年ほど困難な時はなかった。
少なくとも40億米ドル(4,400億円)という現金備蓄を持つギャラクシーは、このコロナ感染症の嵐を乗り切ることができる状況にある。そして、同社が2022年そして2024年にそれぞれオープン予定のギャラクシー・マカオ第3、第4フェーズの開発に忙しくする中、ケリー氏にはやるべき仕事がたくさんあった。
これら2つのフェーズが完成すれば、すでに十分なほどの施設に、シンガポ ールの有名ブランド、ラッフルズを含むさらに8つのブランドホテルが新たに加わり、巨大コンベンションセンター、ゲーミング、ショッピング、そして飲食スペ ースもさらに追加される。
ケリー氏の尽力もあり、ギャラクシー・エンターテインメント・グループには、新たに追加される施設がシェア拡大に役立つと確信するに十分な理由がある。新型コロナが広がる前、同社のマカオでの市場シェアは約21%で、サンズ・チャイナとともに、マカオのビッグ2の1社になっていた。新しく2つのフェーズがオープンすることで、アナリスト達はすでにギャラクシーが全ての市場区分、特に利益の大きなマスおよびプレミアムマスでそのシェアを拡大させると予想しており、より明るい未来が待っていると述べている。