シンガポールの統合型リゾート、マリーナベイ・サンズ(MBS)は、先日当施設のカジノディーラー2名が陽性となった症例が国全体に発生拡大するのを防ぐため、約7,500人の従業員に対し新型コロナウィルスの大規模な集団検査を実施した。
同社のウェブサイトに掲載された声明の中で、MBSは現場で働く従業員と請負業者のために集団検査の実施を開始したと述べた。
2021年5月16日〜21日の期間中、従業員計7,450人と請負業者800人が新型コロナウィルスの抗原迅速検査 (ART) を受け、全員が陰性結果となった。同社は、職務記述書と感染率に基づき、14日または28日ごとに定期検査が行われている施設で働く全従業を対象としたPCR検査に加えて、今回の検査が行なわれている。
「マリーナベイ・サンズは、顧客や従業員、そしてより広範囲なコミュニティの間にさらに優れた快適さと安心感をもたらすため、安全性と衛生管理の水準を引き上げつつ、細心の注意を払って施設やアトラクションを引き続き運営していく。
当施設は、2名のディーラーの陽性結果を受け、大規模且つ徹底的なクリーニングを行うために2日間営業停止をした後、5月19日にカジノの営業を再開した。
同社は現在、少なくとも2021年6月13 日まで、制限付きで運営をしており、これにはゲーム テーブルあたり2名という制限が含まれている。
シンガポールは、日曜日に19人の新規感染者数を記録し、先日の感染発生後7日間における平均感染者数は現在29人となっている。