長崎IR参入を目指すピクセルカンパニーズ株式会社(東京都)は26日、コンソーシアム「ONE KYUSHU」のアンバサダーに五輪金メダリストのプロ体操選手で長崎出身の内村航平選手(32)が就任したと発表した。
内村選手はオリンピック3大会(2008年北京、2012年ロンドン、2016年リオデジャネイロ)に出場し、個人総合2連覇を含む7つのメダル(金メダル3、銀メダル4)を獲得。2008年に諫早市民栄誉賞、11年に長崎県民栄誉賞を受賞するなど、長崎の顔とも言える存在だ。
就任に際し内村選手は「自分自身がプロ体操選手として活動していく中で、僕の故郷長崎に対し、何か役に立てることはないかと考えていたので、今回このような機会を頂き大変嬉しく思っています」と歓迎した。
そのうえで「長崎には素晴らしい観光資源がありますし、これを機に日本国内はもとより世界各地の数多くの方が長崎のファンになってくれたら嬉しいです」とPR。
「また、アスリートとしてスポーツや健康の観点から、本プロジェクトへ助言する大役もいただいています。長崎の未来に貢献したいと思います」と抱負を口にした。
ピクセルカンパニーズが参画するコンソーシアム「ONE KYUSHU」は現在、長崎県が実施する特定複合観光施設設置運営事業の事業者公募(RFP)へ参加しており、知名度の高い内村選手とタッグを組むことで内外に長崎をアピールし、ライバル4者に差をつけたい考え。
吉田弘明代表取締役社長は、今回の依頼について日本初のプロ体操選手であり、比類なきレジェンドアスリートの内村航平選手が、これまで積み重ねてきた輝かしい選手生活の中でずっと大切にしてきた「スポーツを通じて故郷に、そして世の中に貢献したい」という強い思いに大いに共感したという。
「われわれは、長崎IRへの参入に向けた挑戦を通じて、内村選手のように世界と日本、そして長崎をつなぐ架け橋となることこそが当社の使命であると感じています。われわれは内村選手と手を携え、強い志を持って長崎や九州、日本の未来に貢献する事業の展開を目指します」と一丸体制で臨む覚悟を示した。
H難度の大技を決め、長崎IR参入を実現するか。