シンガポールの関係当局は、ゲンティン・シンガポールのリゾートワールド・セントーサ(RWS)を訪れた1週間後に新型コロナ陽性の判定を受けたマレーシア人のトラック運転手の行動を調査している。
シンガポール保健省によると、その運転手は2月18日にチェックポイントでの新型コロナウイルス感染症抗原検査で陽性の判定が出たことによって、シンガポールへの入国を拒否された。しかしながらその後、その運転手が1週間前のシンガポール訪問時に、リゾートワールド・セントーサのカジノを訪れていたことが判明した。
シンガポールの衛生ガイドラインの下で、トラック運転手たちは特定の商品の搬送の目的でシンガポールに入国することが認められているものの、一泊したりコミュニティの人々と交流することなどは許可されていない。問題となっているこのトラック運転手は、2月8日に一泊し、その後2月9日にRWSを訪れていた。
その当時に感染していた可能性は低いものの、保健省は男性との濃厚接触が特定された全員を隔離したと述べた。
RWSは、新型コロナの世界的な感染拡大の第一波を受けて、昨年4月半ばから7月1日までの2カ月半休業していた。