投資顧問会社のバーンスタインによると、マカオのゲーミング粗収益は新年にかけて上昇傾向を続けており、1月最初の10日間のGGRは12月と比べて13%増加している。
2021年最初の週次収益アップデートの中で、アナリストのヴィタリー・ウマンスキー氏、ティエンジャオ・ユー氏そしてケルシー・ヂゥー氏は、1月1日から10日間のGGRが28億5,000万パタカ(約372億円)、一日当たりでは2億8,500万パタカ(約37.2億円)となり、2020年12月の1日当たり平均2億5,200万パタカから改善したと予想する。
マカオのゲーミング監察協調局は最近、12月のGGRが78億2,000万パタカ(約1,020億円)となり、前年同月比では65.8%減ではあるものの、昨年1月以降では最も高い値だったことを報告した。
現時点での10日間予想は、昨年同期間比では68%減、2020年1月全体と比べると60%減を示しており、VIPは70%半ばの減少、マス市場収益は60%を少し超えた程の減少となっている。
バーンスタインによると、現在の傾向を元にすると、2021年1月のGGRは「60%台前半から半ば」の減少になりそうだ。