中国財政部が発表したデータによると、中国の公営宝くじが9月、358億5,000万元(約5,613億円)の売上を記録し、前年比では1.5%減となるも8月比では3.1%増となった。
2019年9月の売上にはわずかに及ばなかったものの、これらの数字は、新型コロナウイルスによる制限で今年上半期に41.7%の減少に苦しんだ公営宝くじの最近の復活が続いていることを反映している。2020年1月から9カ月間の売上は27.0%の減少にとどまり、2,306億8,000万元(約3.6兆円)となっている。
今回の復活を引っぱっているのが中国のスポーツくじで、9月の売り上げは前年比5.8%増の219億元(約3,429億円)にのぼった。それに対して、福利くじの売上は11.1%減の139億5,000万元(約2,184億円)だった。
今年初めからのスポールくじ売上は25.4%減の439億5,000万元(約6,882億円)で、福利くじは28.8%減の411億8,000万元(約6,448億円)だった。
中国本土で唯一の合法賭博形式である中国スポールくじ(体育彩票)および中国福利くじ(福利彩票)の売上金は、様々な公共福祉プロジェクトの目的に使用されることになっている。