比例九州ブロック選出で、今年1月にIR汚職事件に絡み、日本維新の会を除名された下地幹郎衆院議員が30日、自民党沖縄県連に自民への復党願を提出した。下地氏は記者団に「保守合同で強い沖縄の保守の政治勢力を作りたい」と話した。朝日新聞なとが伝えた。
下地氏は衆院沖縄1区。自民の国場幸之助外務政務官と対決を続けてきており、地元の自民党支部からは反対の声も強い。同氏は2004年の参院選で自民党議員であったにも関わらず、自民の対立候補を支援するなどして離党勧告を受け、05年に離党。その後国民新党を経て維新に加わったが、今年1月、IR(統合型リゾート施設)事業をめぐる汚職事件に絡み、維新を除名された。同氏は、2017年の衆議院選挙の期間中に、中国企業「500ドットコム」元顧問の1人(今年10月に贈賄罪で有罪判決)から選挙資金として現金100万円を受け取っていたことを認めていた。政治資金収支報告書に記載していなかった。