香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は、中国本土およびマカオとの越境移動を再開する時期が来たと話し、中国本土に住む香港市民が帰郷することを認めるための最初の協議が既に再開していることを明かした。
香港では過去1週間に市中感染ゼロの日が2日間となるなど、新型コロナウイルス新規感染者数の減少が続いており、香港を本土とマカオ間の現在の2地域間トラベル・バブルに加えるという可能性は高まっている。この3地域は、7月に新型ウイルス感染の第3波が来たことで香港がより厳しい制限を再実施する以前には、複数地域間のトラベル・バブルに関する協議を行なっていた。
火曜メディアに対して、林鄭月娥行政長官は、香港の国境を「段階的かつ秩序ある形で」開くことに関する協議が再び再開されていると述べた。
行政長官は、「我々は、香港-本土間、香港-マカオ間、そして香港とその他海外地域であろうと、非常に実際的なアプローチを取って人々が移動すること許可する時期だ」と述べた。
香港、中国本土そしてマカオの間のほとんどの公共交通サービスは2月に停止され、残ったサービスも4月初頭にキャンセルされている。現在の制限の下では、中国本土またはマカオから香港に到着する人、または香港から中国本土やマカオに入る人全員が、14日間の隔離を行わなければならない。
2019年の8月の280万人に対して、2020年8月、中国本土から香港に入った人の数はたった2,300人だった。
3地域間の移動の再開は、マカオのゲーミング事業者にとっても追い風となることが予想されており、香港は毎年マカオのGGRの10から15%を占めている。