北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は4日、平安北道(ピョンアンブクト)新義州(シニジュ)市の関門洞(クァンムンドン)にできた科学者、教育者のための25階建て高層マンションの入居が始まったと伝えた。
煉瓦色の楕円形の本館とそれを囲む2棟の建物であるこの高層ビルは、金日成主席を象徴する太陽をかたどったもので、中国人観光客をターゲットにしたカジノホテルとなる予定だった。しかし、中国政府からの抗議を受け、カジノホテルとする計画を変更。科学者や教育者が入居するマンションにしたという。
外国人向けのカジノで外貨を獲得したい北朝鮮ではあるが、中国は北朝鮮の対外貿易の95%を占めており、中国政府の意向を無視出来ない状況が伺える。