韓国トップの外国人専用カジノ事業者、パラダイスでは、7月に一部回復の兆しが見られ、カジノ収益は6月から26.3%増加して173億6,000万ウォン(約15.5億円)となった。
前年比で見ると76.4%の減少ではあるものの、韓国が新型コロナ感染の第2波から立ち直り始める中で、少なくとも一部プラスの勢いを示した形となる。パラダイスは以前、5月から6月にカジノ収益が53.6%減となり、その際の収益は138億2,000万ウォン(約12.3億円)だったことを報告していた。
JPモルガンのアナリストたちは、比較的好調だった5月の収益を現地駐在員の間の繰延需要のおかげだと結論付けていた。
パラダイスの7月のカジノ売上は多少運に助けられており、テーブル・ドロップは前月比でたった6.5%増の1,271億5,000万ウォンだった。
2020年1月から7月までのパラダイスの収益は、新型コロナウイルスによるカジノ一時休業と世界的な渡航制限によって47.5%減の2,231億3,000万ウォンだった。
パラダイスは、新型コロナウイルスの影響で3月23日にパラダイス シティ、パラダイス ウォーカーヒル、パラダイスカジノ釜山そして済州グランドの営業を停止し、その後済州グランドを4月13日に、残りの3つを4月20日に再開していた。ソウル近郊の仁川にあるパラダイス シティは、日本のセガサミー・ホールディングスとの合弁事業。