マニラのソレアリゾート&カジノの親会社、ブルームベリー・リゾーツ・コーポレーションが、株主価値を強化するために、ゲーミングおよびホスピタリティ分野およびその外でのさらなる投資の機会を積極的に模索するつもりであるを明かしている。
ブルームベリーは、「差し迫って検討」中の特定の投資、または買収の予定は一切ないと述べたものの、火曜の報告書で、「ゲーミング、ホスピタリティそしてその他の非ゲーミング資産を含む、より広い範囲の実現可能な機会の中」で拡大するための計画の要点を説明し、
「当社は、株主のためにさらなる価値を創出するために、その可能性に照らして様々な機会を検討していく」と付け加えた。
フィリピンで港事業を手がける有力者のエンリケ・K・ラソン・ジュニア氏率いるブルームベリーは、現在マニラのエンターテインメント・シティでソレアリゾート&カジノを、韓国では済州サンを運営しており、フィリピンで2つ目の統合型リゾート、ソレア・ノースをケソン市に開発している。
Inside Asian Gamingがすでに伝えた通り、ラソン氏は先週、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領によるコミュニティ隔離の実施を受けて、2020年をブルームベリーにとっての不毛の年だと述べた。コミュニティ隔離によって、フィリピンの主島であるルソン島の全ゲーミング営業が少なくとも4月30日まで営業停止となっている。
しかしながら、同氏は、ブルームベリーが依然強固な財務状態を維持しており、この嵐を乗り切ることができるとも主張した。
ラソン氏は「営業停止中、ホテルに長期滞在のゲストはいるものの、実際は全くキャッシュフローが発生しない。しかし、当グループの現金持高はかなり健全だ。今年については帳消しにできるのは当たり前だ。しかし本当に心配はいらない」と述べた。