MGMリゾーツ・インターナショナルは、39億米ドル(約4,206億円)の運転資金及び現金投資を証拠に、米国の物件の閉鎖やマカオの営業に壮大な損失をもたらした新型コロナウィルス危機を乗り越えるための流動資産は十分あると主張した。
金曜日のコロナウィルスによる財務的な衝撃の報告では、MGMの代理CEO兼社長ビル・ホーンバックル氏は最近同社が執行し始めた、1月のMGMグランドやマンダレー・ベイを所有する不動産投資信託の大きな出資比率の売却を含む「アセット・ライト」である「MGM 2020」計画について語った。
「米国の物件の閉鎖を含めて、MGMリゾーツは新型コロナウィルス流行の軽減に貢献することにコミットしている」とホーンバックル氏は述べ、MGMグランドやマンドレー・ベイの取引の15億米ドルの税前利益を計上したことも主張した。
「こちらの措置は短期的な負に作用することは間違いないが、弊社には流動性や価値の高い資産ポートフォリオがあるため、この危機を十分乗り越えられるだろう。
『MGM 2020』計画の執行を続けるとともに、積極的な原価低減活動に取り組むことで前例がないこの世界状況を乗り切り、弊社の費用を管理することができると考えている。現在、難しい決定を行なっているが、長期に渡って会社の最善の利益に資するものであると考えている」。
MGMコタイやMGMマカオの15日間休業による、1~2月に前年比10%減少したものの、ラスベガス・ストリップリゾーツの調整後プロパティEBITDARは24%増加し、 リージョナル営業調整後プロパティEBITDARは2カ月期の前年比42%増加したことを明らかにした。
2020年の残りの費用には、MGMグランドやマンダレー・ベイの業務委託契約による、2億米ドルの利子支払い、4億300万米ドルの固定賃料とMGM グロウス・プロパーティーズのマスターリース契約による分配金後の3億3,300万米ドルがある。
しかし、MGMは「弊社は、流動性や価値の高い資産ポートフォリオ、積極的な原価低減活動に取り組めば、近い将来の現在の責務を全て果たせると思っている」と述べた。
「物件の再開は予測できないものの、この不況を耐えることができて、最終的に機器の影響からリバウンドができると思っている」。