東京都心部で環状運転を行う「山手線」の30番目の駅となる「高輪(たかなわ)ゲートウェイ駅」が14日、品川〜田町駅間に開業した。同線では49年ぶりとなる新駅。
高輪ゲートウェイ駅は、JR東日本が進める品川駅北側エリアの都市開発計画「グローバルゲートウェイ品川」の中核施設として設置された。高輪ゲートウェイ駅から1駅2分の品川駅は新幹線と接続しており、将来的には「中央リニア新幹線」(2027年に品川〜名古屋間、2037年に品川〜大阪間で開業予定)で名古屋・大阪に短時間(品川〜名古屋間で最速40分、品川〜大阪間で最速67分)で行けるようになる。また、羽田空港からも京急電鉄で20分強の立地。
2024年頃のまちびらきを予定している同地区のあたらしい街の核として、東京と世界をつなぐ玄関口として、MICE施設や宿泊、商業施設などを盛り込みビジネス・文化交流機能を持つ次世代ビジネスモデル実現のための場を提供することなどをテーマに開発されている。JR東日本は、高輪ゲートウェイ駅を、「サービス設備の導入や実証実験を進め、新しいことをはじめる場所」とし、警備や清掃、案内、移動支援等の業務を担うロボットや、AIサイネージなど最先端技術を試行導入している。インバウンド客を日本に迎える玄関口として機能、発展していくことを期待したい。