カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致を進める横浜市が、来年度の当初予算案に関連費として4億円を計上する方針であることがわかった。テレビ神奈川が報じた。
報道によると、横浜市はIR誘致の関連費として来年度の当初予算案に4億円を計上し、このうち2億2,000万円を事業者の公募や選定作業、また区域整備計画の策定に割り当てるほか、交通インフラ対策などの調査費として9,500万円、市民説明会などの広報費に5,500万円、ギャンブル依存症対策の調査費などに1,000万円を計上する方針とのこと。
横浜市は、昨年10月から12月にかけて、「IR(統合型リゾート)の実現に向けた民間事業者からのコンセプト提案募集」(RFC)を行い、IR事業者7者からの提出を受けた。現在はRFC提案者との対話を行なっており(2020年1月~3月中旬までの期間)、その後、実施方針を策定、事業者選定へと移る。RFC参加・提案は、2020年春から実施予定の事業者選定には影響しないとしている。
また、IR汚職事件に関し林文子市長は、秋元司衆院議員が逮捕された直後に、「横浜市は事業者と適正に対応しており、これまで同様、IR実現に向けて、公正・中立に進めていきます」とコメントしている。