21日に開かれた北海道自民党道民会議ではIR誘致に関わる議論が行われた。同会議内で意見はまとまらなかった。鈴木直道知事は「IR誘致をするか否か、年内のしかるべき時期に判断する」として従来のスタンスを堅持した。
先日、道が行なった住民へのアンケートは3手法で行われた。IR誘致に期待感を持つ住民も多い中、不安を感じるとの意見も多く、鈴木知事はそれも参考にして決断するとの方針を示している。
与党自民党会派は、今月25日に再びIRに関する議論をし、26日からの定例道議会にそなえる構えだ。
また、IRの誘致を目指す「苫小牧リゾート推進協議会」は、19日〜23日の日程で、シンガポールのマリーナベイ・サンズ」の視察を行なった。
一方、「カジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)に関するシンポジウム『IR・カジノの是非を問う』(札幌弁護士会主催)」が、22日札幌市内で開かれ、ギャンブル依存症への懸念などを訴えた。
IR誘致表明への期限が刻一刻と迫り、推進派、反対派共に活動が活発になっているいま、鈴木直道知事の決断に注目が集まっている。