ゲーミング・エンターテイメント企業のコナミ・ホールディングスは、2019年9月30日までの6カ月間の売上高が1,211億円へと0.9%減少、営業利益は209億円へと16.4%減少したことを報告した。しかしながら、ゲーミング(電子ゲーミング機)およびシステム事業での好調な伸びがなければ、その減少幅はさらに拡大していた可能性がある。
コナミのギャンブル部門はこの期間の売上高が149億円へと前年比で16.2%のプラス成長となり、セグメント損益も17億円へと4.1%のプラスとなった。同社はこの成長の要因を「世界各地で新規カジノ施設やカジノを含むIR(統合型リゾート)施設の開業や開発が進み、オ ンラインゲーミングも欧州を中心に成長を続けている」ことだと説明した。
また、オセアニア・中南米・欧州市場でのConceroシリーズの販売が増加したこと、そして、「世界各地を就航する大型クルーズ船内のカジノ施設をはじめ」大手カジノオペレーターへのカジノマネジメントシステム「SYNKROS」の導入も理由として挙げた。
ゲーミング&システム事業は2018年の同期間と比べて売上高と利益が増加した唯一のセグメントであることが分かり、デジタルエンタテインメント事業、アミューズメント事業そしてスポーツ事業の全てがマイナス成長となった。