オークランドの消防士たちは夜を徹して、スカイシティ・エンターテインメント・グループが建設中の4億5,000万米ドル(約488億4,300万円)のニュージーランド国際コンベンションセンター(NZICC)の屋根から発生した大規模火災の消火にあたった。
伝えられているところによると、建設作業員がトーチランプを放置したことが原因で火曜午後に炎が上がり、オークランドの空に分厚い黒い煙が立ち込めた。火災の規模から、市内全域で働く人々に対して室内に留まり全ての窓を閉めるよう警告が出された。
スカイシティはまた、カジノ、スカイタワー、ホテル、駐車場、レストラン、企業オフィスを含むより広範囲のスカイシティ周辺地区の避難を余儀なくされた。
水曜早朝の声明の中で、スカイシティはこの地区は「さらなる通知があるまで閉鎖したままになる」と述べた。
同社はまた、火災の結果として計画が遅れる可能性が高いことも予告した。
「NZICCと(同様に建設中でNZICCに隣接する)ホライズンホテルへの被害の程度が判明すれば、スカイシティは、フレッチャー・コンストラクション・カンパニーと協議して、プロジェクトの納期を決定できるだろう。この段階では、NZICCおよびホライズンホテルの完成予定日にはさらに重大な遅れが出ることが予想されている」
2020年にオープン予定の国際コンベンションセンターはスカイシティ・オークランドで行われているスカイシティーのアップグレードの重要ポイントの1つになっている。
同社は火曜遅くに、火災による負傷者は報告されていないとツイッターに投稿した。