マカオへの訪問客数は増加し続けており、マカオ政府統計調査局(DSEC)の情報によると9月には訪問客数が2,764,924人へと8%増加した。
しかしながら、訪問客の質は低下傾向にあり、滞在日数は前年比で0.1日短い1.3日となり、日帰り客数が全訪問客数の半分以上を占めるようになった。
9月に日帰り客は1,388,301人へと20.4%増加し、全訪問客の中で占める割合は50.2%に達した。一方で宿泊客数は1,376,623人へと2.3%の減少となった。
滞在日数の短期化は、交通手段に関係している可能性がある。9月の陸路による訪問客数は2,053,534人へと前年比で32.5%の増加となり、ボーダーゲート経由で到着した人の数は14.7%増の1,548,747人だった。他に287,362人は港珠澳大橋経由でマカオを訪れた一方で、フェリーでの到着数は416,713人へと45.0%急落した。
2019年の最初の3四半期間で、訪問客数は30,202,906人へと17.0%増加し、日帰り客は30.6%増の15,929,175人で全訪問客数の52.7%を占め、宿泊客数は4.9%増の14,273,731人となっている。