連邦カジノ委員会(CCC)は、サイパンで統合型リゾートを運営するインペリアル・パシフィック(IPI)が年間カジノライセンス料で未払いになっていた残りの1,050万米ドル(約11億1,160万円)を支払ったことを受けて、同社への苦情を取り下げた。
規制当局であるCCCが最初に苦情を提出したのは先週のことで、IPIが8月12日が支払期日となっている1,500万米ドルのうちのたった500万ドルしか支払っていないことが判明したためだった。CCCはまたIPIに対して、15日以内に残りの額を支払うか、さもなければライセンスを停止する可能性があるとも通知していた。
IPIが15日間の期日直前になって最終的に、消費者物価指数の調整による502,570米ドルを加えた額を支払った一方で、CCCはそれでもなお最大5万ドルの遅れによる罰金を科す可能性がある。
IPIは近頃、インペリアル・パレス・サイパンの完成および15のVIPスイートとヴィラの中で9月30日に予定されている最初の6部屋のオープンのための資金を温存する必要があることを明かしていた。
同施設の最初のホテルは年末までの開業が予定されており、2つ目のホテルは2020年6月30日、VIPゲーミングエリアと高層階は2020年9月30日までに、そしてビーチクラブは2020年12月31日までにオープンする予定。