ナガコープのティム・マクナリー会長は、同社が9月末か10月初めにナガ3開発の建設開始を計画していると話す。
香港に上場するナガコープは、今週35億米ドル(約3,784億円)をかけて行うカンボジアの統合型リゾートナガワールドの拡張計画の詳細を明かし、マカオ最高峰のIRに匹敵する基準を打ち出す予定だという。
水曜、ブルームバーグTVのインタビューの中で、マクナリー会長は、スケジュールに関する最新情報を提供し、9月末の建設開始に目標を定め、近日中に行われる臨時株主総会での最終承認を待つと述べた。
会長は、「少数株主への説明と賛同を得るために、8月8日に臨時株主総会を開催する。…その後、9月末または10月初めには建設開始できることを願っている」と述べた。
大株主のチェン・リップ・キョン博士が過半数の66.10%の株式を保有していることを考えると、ナガ3開発は確実に承認を得ることになるだろう。チェン博士はまた、ナガワールドにさらに4,730のホテル客室が追加されることになる同プロジェクトの資金の50%を提供することにもなっている。
マクナリー会長は、残りの50%をナガコープ自身が支払うこの提案中の資金調達モデルは全ての利害関係者にとって利益となる最善のオプションだと見られていると述べた。
会長は、「少数株主の利益を減らすこともない最善策だと考えている。そして配当の習慣や方針を続けることができ、またリスクを最小限に抑えることもできる。支配株主が50%の資金を出すということは大きな自信があるということだ。会社は100%の所有権を減らすことなく50%の投資を行う」と述べた。
それほど多くの客室が必要かどうかについての質問に対して、マクナリー会長は、「観光省は最近、観光業界の成長と需要にただ遅れないようにするというだけでもさらに100,000のホテル客室が実際に必要だという予測を出した。従って当社の貢献は重要な意味があるだろう。我々は2035年までの独占ライセンスを持っており、そのライセンスを最大限活用したい。自信は大いにある」と答えた。