メルコリゾーツ&エンターテインメントは、8月にキプロスのカジノで100万人目の訪問客を迎えることになりそうだと述べた。これはリマソールに一時暫定的な施設をオープンしてから1年を少し超えたばかりでの節目となる。
キプロスカジノの1周年に際して今週記者会見を開いたメルコのローレンス・ホー会長兼CEOは、営業を行う3つの施設への訪問客が880,000人に達したことを明かした。その内訳はリマソールが710,000人、そしてニコシアとラルナカにあるサテライトカジノでそれぞれ130,000人と40,000人。
ホー会長は、「キプロスで1周年を迎えられたことを大変うれしく思う。物事が非常に早く進んでおり、地元経済は、我々が作り上げてきたCNSグループとの固いパートナーシップからの恩恵をすでに受けている。大規模かつ持続可能な成長に必要な全てが揃っている。政府は明確なビジョンを持っており、コミュニティは支援してくれている。すでにオープンしているサテライトとポップアップカジノの成功が堅調な顧客需要を物語っている。当社の統合型カジノリゾート、シティー オブ ドリームス メディテラニアンのオープンによって、キプロスの観光ガイドブックは書き換えられ、この美しい島は世界的に認知される一年を通して訪れたい観光地になるだろう」と語った。
メルコは今年、アヤナパとパフォスにさらに2つのサテライトカジノをオープンする予定をしており、5億ユーロ(約608億円)をかけたシティー オブ ドリームス メディテラニアンは2021年末に最初のゲストを迎える予定だ。全面開業すれば、この統合型リゾートには7,500㎡のゲーミングフロアが作られ、100台のゲーミングテーブルと1,000台の電子ゲーミング機が設置されることになる。
ホー会長は、シティー オブ ドリームス メディテラニアンが提供する機会に大いに期待していると述べた。
会長は、「アジア、オーストラリアそしてイギリスにまで及ぶ業務を行うビジネスを運営するということは、当社がメルコ社内で熱心にコンプライアンスに取り組んでいることを意味しており、キプロス共和国政府はこの点に関して最も高い基準を設定かつ維持している。それは、キプロスが一流の高級観光客向けの観光地になるというだけではなく、世界の投資家たちにとっても魅力的な投資先となることを意味している」と述べた。